唐突ですが、私には子供がいません。これまで一度も産んだこともできたこともありません。同年代の人を含めた周りの人はとっくの昔に産んで育てて、もうそろそろ立派な少年少女になっている頃です。去年の秋の初めに初めて就いた仕事を辞めてから、幾度となく、なぜ私には子供がいないのか、ということを考えるようになりました。何故居ないかという疑問の中には、何故子供を欲しい!と強く思わないかという見解と、何故、今、この時点で私には子供がいないという人生を送っているのだろう、という人としての生き方みたいなさらに大きな命題の下にあるような疑問、これらの2つがあることに気づきました。 1つ目、残念ながら私は子供を見て、いやーんかわい〜という感じにはならないみたいです。どちらかいうと、電車の中や飲食店で大声で泣いているのを聞くと、いらっとしてしまうのです。このことは、単に私の人柄や性格によるものなのだと思いますが、私自身2人姉妹の妹で姉とは年が結構離れていて、たいてい周りには大人の人しかいないという幼少期を過ごしたことも影響しているのではと考えています。可愛がらないといけない対象がこれまでずっと身近にいなかったのです。 2つ目、私はずっと自分自身で自分の作った理想の自分というものに苦しめられていたのだと、最近気づきました。小さい頃に周りの子より少し頭の回転がよかったということから、たくさんの賞賛を受けることになり、それが私の守るべきものだと勘違いしたところからそれは始まっていると思います。素直な子どもっぽい気持ち。こうしたらお母さんは喜んでくれる、怒られずに済む、みんなに褒められるうらやましがられる。それは幸か不幸か中学になっても変わらず、高校で自分よりずば抜けて賢い人に会った頃には、簡単には諦められないしがみつくべきものになってしまっていたのです。そのために、大学受験に失敗したり、好きな人に振られたり、DV男子に捕まったりしても、何が問題であり、自分は何をすべきであり、自分は何を望んでいるのか、考える余裕もないくらい訳のわからない所に自分を追い詰めていたのだと思います。自分は自分が思っていたほどではないこともある、自分自身を許してあげることもできなかったのだと思います。 そんな私は年齢を重ねるとともにある程度の成熟性を得たつもりになって、...
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