タイトル出典: パノラマ東京 by Pii
前回のブログから1週間ほどしか経っていないが、桜は満開を迎えて、朝晩の寒さも少しずつ和らいで、本格的な春らしくなってきたと思う。もう4月に入ってしまって、社会人は新生活が始まっている。学生はまだだけど。
転職して1年経った。まだ私は新人さんみたいなもんだしなーと思っていたけど、どうやらそう思い続けるのはさすがにダメな気がしてきた。そんな、「これが私の仕事だ」と強く思う域まで来ていない(あるいは、これは私のやりたいことではない、と判断するまで来ていない)状態ではあるが、1年という区切りがあるので、実際、現状どうか、ということを考えてみようと思った。
初めてPRの仕事をしてみて、この仕事をする前のPRのイメージとは少し違ったということがある。私のイメージしていたPRは、メディアを活用して、自分自身が企業のイメージを’よく’する(具体的にはそれぞれの企業の戦略によるところだが)とか、知名度を上げる、とかの目的を遂行するというものだった。例えば、PRパーソンが「テレビに出たり、雑誌に出てたり(エアプレイン by pizzicato five)」するような感じ。なので、PRパーソンは若かったり、かわい子ちゃんだったり、はたまたキャラの濃いおじさんだったり、子どもだったり、するものと思っていた(この私の考えが時代錯誤だと、大多数の人が思うような世の中になってほしいものだ)。業種にももちろんよるとは思うが、私のやっていることは、文章校正や取材対応である。どちらかいうと裏方である。最終的な目的は、上述のものと同じなのだろうけど。
少し飛躍するけど、この文章校正や取材対応って、大きく、すごく大きな枠で考えてみると、それまでやっていた研究の一部と重なるところがある。重なるところがあるからこそ、今の仕事に興味を持ったというところもある。研究は、一人ではできない(と私は思う)。そもそも、我々が豊かに生きていけることを目的としている。その中で、環境を保全することとか、何かを犠牲にしないようにとか、考えるということが大前提にあると思う(少なくともそうであってほしい)。研究を続けるには、人々に賛同してもらうことが必要なのだと思う。理解してもらうことが必要である。
転職を考えた時に、これまでの社会人としての人生で’上司’というものを好きになれたことがないので(尊敬はすることもあったが)、上司のいない職業ということで、起業も考えた。これまで4回転職をしているが、その度、起業のことは思うが、全く計画は進まなかった。今朝、なぜか理由がわかった。この前も書いたが、私は人と接するのがとても苦手だ。知らない人は基本的にまず、怖い。
業種にももちろんよるが、起業ということは当然、お客さんに自社を気に入ってもらってサービスを利用してもらう必要がある。人と接することが苦手で、なるべく関わりたくないと思っている私に向いているはずがない。それに、大学生の時のバイトや、ミスタードーナツの店長補佐の経験もあり、接客がどれだけ大変かということは人並みに知っている。
結果、安易ではあるが、人にありがたがられる職業に就くのがいいという結論になる。医者、弁護士、芸術家、建築家、ホワイトハッカー、パイロット...。列挙してみたけど、でも結局度合いの違いで、人の役に立てているか、ありがたがられるか、はその人の判断によるものだなと気づいた。結果、今の仕事はそれなりに私には合っているような気はする。
(ここまで書いて、しばらく放置してしまっていました。)
先々週あたり、職場で少ししんどいことがあった。要約すると、マネジャーに私の仕事がなっていないと言われた。今回は実は2回目で、私自身はそんなに気にしていなかったが、セクションリーダーと同僚によると、私への当たりがきつすぎる、らしい。そんなことを言われて、私も徐々に腹立たしくなってきてしまった。仕事がなっていない、とあんたに言われる筋合いがない、と思った。だって、教えてもらってないことを指摘されるんだもの。この職場は特に、そうなのである。私の背中を見て育ってね方針。
その後、私も少し大人気ない態度を取ってしまったが、セクションリーダーが取り持ってくれたこともあり、今は状況は落ち着いた。ただ今回のことで、近い将来のことをまた考えるきっかけとなったので、それはよかった。
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相変わらず、姪の調子は悪いようで、それが起因となって、私の母の調子も悪い。またの機会に書こうと思うが、人はどうしようもないことを、どうして悩んでしまうのだろうか。どうしようもないことはどうしようもないのであって、悩むのではなく、できることをとにかくする、やってみて無理だとわかったら諦める、しかないのだと思うのだが。そんなに簡単に白黒はつけられない、というのが母の言い分である。
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Pii、というアーティストの新しい曲がいい。初めて聴いた時は、ああ〜なんか聴いたことあるある〜と思ったけど、それはどんな曲だってそうなわけで、よくよく聴いてみると、他のPiiの作品にもよくあることだけど、効果音を効果的に使っていたり、それを2回は繰り返さなかったり、2番のAメロの途中で歌詞を抜いてみたり、あちこちに技が散りばめられていて、ワクワクしてしまう。それでいてPiiお得意の歌謡曲感もあって、この季節に心地よい。
声の好きなvocalといえば、断然、野宮真貴さまとNInaさまなのだけど、porin(Piiはporinのソロプロジェクト)は見た目の可愛さと、結構な場数を踏んできたことがうかがえるようなご本人の佇まいの間のギャップがいい。ギャップ萌えである。これからも細々と応援したいと思う。
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