突然ですが、私は洗濯するのが好きです。もうちょっと若いときに、3歳下の(彼氏になりつつあった)男に「機械がやってるだけやん。」とかわいくないことを言われたのを覚えておる。(後になって、いらんこと言いやな、と自分で釈明していたけど。)
でもまあ、その洗濯機がやってくれている、ことを含め洗濯が好きなのだから仕方ない。
- あの洗濯をこれからするぞーとこれもこれもと放り込む時間のワクワク感
- 洗ってますよーという感じのわしゃわしゃ音
- それを窓から覗いて、今汚れが中和されているのだ、とその様子を分子的に妄想
- 中和された皮脂や汗が水に混じって排水溝をじゃっぱーんと流れていくこと
- 終わったことを知らせる音が終わるのと同時に洗濯機の扉を開ける快感
- よーく乾けよ〜と父親にでもなったかのように一つずつピンチに丁寧に挟む作業
もう少し若いときは、寮とか、ベランダの小さい賃貸に住んでいたから、部屋干しか乾燥機で乾かすのがメインだったけど、「築深」な今の日本の古き良き団地的賃貸に引っ越してきてから、太陽光に当てない人生にはもう戻れない。
唐突に、洗剤の話になります。以前は花王とかP&Gとか、使っていた。液体が溶けやすくてよいと考えて、濃縮液のやつを使ってた。たまにジェルボールも使っていた。しかし、匂いが好きになれなかった。匂いだけで言えば、昭和な粉の洗剤がまだいいかなと思っていた。この匂いが嫌いな理由には、時々体験する「生乾きの洗濯を着ている人のそばに長時間いなければならない状況」が大きくあると思う。またそんなとき、何故かこの洗剤の匂いがとてもきつく感じられるのだ。実際匂いが強いのだと思う。マイクロとかナノとか、そう言った成分が入っているから、鼻についたら穴に侵入しやすいのだと思う。同じ理由で柔軟剤も嫌い。というか、私は、むしろタオルは"ざらざらばりばり"がよし、というタイプだ。なぜ柔軟にする必要がある...?
で、同じく嗅覚が強めの友だちがいて、その人が教えてくれたのががんこ本舗の「海へ」だった。ほとんどが水、少しの界面活性剤とエッセンシャルオイルでできていると。なんてことはないが、界面活性剤で汚れを分解するのは普通だが、そのほかの不要な香料などが極力抑えられているために(不純物が少ないために)、汚れの再付着が起こりにくい、ということなのだろうか(違った、極性によるらしい。)。中性洗剤なのでおしゃれ着洗いにも使える。ふんわりラベンダーが香るのもよい。
この「海へ」を数年愛用していたが、まあ中性洗剤なのでやはり汚れの強いものをしっかり洗うには少々頼りないこともあるなーと思っていたときに。見つけたのがrerum natureの「ホタテパウダー」だ。基本は1 Lの水に1 g溶かして使う、というもので、ちょっとした汚れを拭き取ったり、野菜・果物を漬けて表面の農薬や汚れを取ったりするのに使えるのだが、洗濯にも使えるというのである(最大の特色は、ホタテの殻由来というか殻そのものなので、そのもの自体は環境を破壊せず自然に還せるということだ)。水溶液(全てしっかり溶けるというわけではないが)は、アルカリ性である。皮脂がしっかり落ちるのである(手についたまま放置してたら手は荒れるけど)。よい点は、ドラム式洗濯機なら小さじ1/2でよい、同時に洗濯槽も洗える、ということである。ポイントは、たくさんの水で洗うことである。せっかくアルカリにしても水に浸っていなければ皮脂が落ちないということである。汚れがひどかったりする場合は、しばらく浸してから洗濯すればよい。また、rerumの人がおすすめしていたクエン酸柔軟剤というのを作って使えば、ゴワゴワも気にならない!というのである。私はゴワゴワは気にならないが、エッセンシャルオイルの匂いをふんわり嗅ぎたいために入れている(実はあんまり、この柔軟剤によるふんわりを実感してはいない)。
こんな感じで私は毎日洗濯を楽しんでいるのである。コロナが流行ってしまって、リモート勤務などというものができて、よかったことは、これである。洗濯を連続で何回もできることである。仕事しなさい?洗濯の大部分は洗濯機さんがやってくれるので、私はその癒しの音を聴きながら、仕事に勤しんでいるので大丈夫である。
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