みなさま、ごきげんよう。しばらくぶりです。今回のタイトルの引用元は、小沢健二の『泣いちゃう』の歌詞の一部です。私の世の中に対するスタンスの一部かなと思ったので引用しました。後、特に今ロンドンに居て、バスルームに入ると、バスルームで一人なのは当たり前なのだけど、一人だなと思うのとリンクしました。私の今住んでいるところでは、トイレとバスタブが同じ空間にあって、バスタブはガラスの扉でトイレとシンク側と仕切られていてという感じで、妙に広いので、余計のそのように感じるのかな、と思います。
ロンドンに来てから、あまり雨に遭っていません。来る前いろんな人から、ロンドンは雨が多い、だいたい薄暗いと聞いていたので、日照が足りないだろうと予想して、ちゃんとVitaminD2サプリを持ってきたのに、要らなかった?と思うくらい、毎日晴れています。朝晩は結構まだ寒いし、日中も暖かいときで17度、寒いときは10度前半という感じです。で、だいたい晴れています。
そして日本との大きな違いの一つは、湿度がとても低いということ。洗濯物は、アパートの規約で外に干せないことになっている(景観を損なうため)から、室内に干さないといけないけど、一晩でからっと乾いている。湿気大敵なわたしにとって、これほどうれしいことはない!
と同時に、乾燥による肌のかゆみもたまにあって、それは予想していたものの、やはり不快ではある。Castor oil(ひまし油)を塗りたくっている。
ところで、ロンドンのバス。二階建てとは聞いていたけど(昔旅した時には乗れた記憶がなくて)、本当に楽しい。乗り鉄(バスだけど)のわたしとしては、一生乗っていたいくらい楽しい。ただし、二階の一番前に座れた時限定(そして、一生は言い過ぎた)。結構、毎回運転手さんのハードボイルドな運転にはどきどき、横をすり抜けるサイクリストにはひやひやするし、いきなり電話で話し始める乗客の声がうるさすぎるけど、ある程度の高さから見渡せるロンドンの町並みは(郊外エリアから中心地まで)、遊園地のアトラクションさながらなのです。
これは、どこにいってもそうだとは思うけど、特に異国の地なので身に染みたことは、バスの運転手さんのこと。ロンドンのバスは、オイスターカードというやつに、前もってお金を入れておいて、入り口でピッとして乗る。一律1.75ポンド、1時間以内の乗り換えだと、新たにお金がかからずに乗り換えられて、初めの乗車から1時間以上経ってまた乗るときは、同じ料金がかかる。でも一日マックス料金は5.25ポンドです。で、クレジットカードに紐付けて、オートチャージとかもできるけど、わたしは地下鉄の駅でチャージするようにしてて、時々うっかりお金が足りなくて、タッチしても赤になるときがある(緑になるとちゃんと支払ったということ)。一度は、乗れません、とはっきり言われたが、今朝はいいから乗って、と言われた。人によるし、同じ人でも時間やその人の心の状態などにもよるのかなと推測するけど、日本だとその場でチャージできるし、なんだったら残高も表示されるし、それは便利ではあるけど、そこに会話は生まれない。毎日バスに乗っていると、運転手さんの対応の多様性を目の当たりにして、別にロンドンでのこの体験が、ここにはコミュニケーションが!と声高らかに言いたいわけではないけど、ここに住む人は、やはりコミュニケーションがもう少し上手な人が多いのかな、もしくはコミュニケーションできない人は大変かな、と思った。とはいえ、どちらの場合でも、基本的にわたしは運転手さんの言うことにしたがうしかなかったのだけど。
もう一つ、これはわたしが研究機関にいるからなのかもしれないけど、eラーニングの質が、日本の企業や研究機関で受けたものと違った。もしかしたら質ではなくて、内容が、なのかもしれないけど、こういうこと、若い時に知っておきたかった!みたいなこと。一例で言えば、Consent Mattersのこと(同意確認の必要性のこと、特に性行為について同意を得る重要性のこと)。Twitterとかで、「Tea and Consent」の動画が出回っていたので、見たことある人は多いかもしれないけど、それがeラーニングにあって、びっくりした。もしかしたら少し若い子を対象にしたものでもあるからかもしれないが、わたしが大学生のとき、こんなこと教わらなかったし、誰も教えてくれなかったしな。もちろん、イギリスでも昔からこのトレーニングがあったのではなく、どこかの時点で追加されたものとは思うけど。これは日本の普通の企業でも取り入れてほしいと思った(大人だから当然知っているだろうというには、日本の人には不足しすぎてる知識だとわたしは感じた)。あとは、ハラスメントについてのeラーニングの内容も、日本の企業で受けたものと比較すると、こんなときはこうしてください、と被害者の立場にこれでもかというくらい添ったものだった。日本で受けたものはもう少し、上司側に忖度したもので、この講義、あまり意味がないなあ、結局ハラスメント受けても、どうしようもないんだろうなと思わされるものだったから、この内容をそのまま日本でもeラーニングに採用したらいいのに、と思った。
べつに、日本ディスをするつもりは全くないのです。離れていると、よいところもたくさん見えるのです。でもここでの生活にはかぎりがあるので、もう少し楽しむことにします。今日もバスルームで踊っちゃいます~。では。
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