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6月, 2023の投稿を表示しています

はなれればはなれるほど 近くに感じるよ

タイトル出典: 槇原敬之の『僕のものになればいいのに』(アルバム「Such a Lovely Place」)   自分に対しての基準が低い人が嫌いだ。と言うのは誤解を生む表現だな。正しくは、人に対する判断基準が高いのに、自分に対しては低い人が苦手だ。でもそれは自分がその傾向にあると自覚しているからだとも思う。こういうところに私のハラスメント気質はよく出ていると思う。  人と行動するのが苦手だ。でもそれは自分が輪に入れていないと感じている、私自身の問題なのだと思う。  同調、共感、若いものや新しいものをよしとすること、人は元々他人に対して無害であるという性善説のようなものが苦手である。無知な私に対し、高圧的な態度と裏にいやらしさを隠した社交性を持って接してくるような人に、私は出会い過ぎた。そんな人間、1人でも出会ってしまったら、ある人の人生を穢すのに十分な毒である、と思う。  それを、私は、私が女性であるからというのが十分条件と、ほとんど思い込んでしまうくらいには打撃を受けてしまって、今なお傷を押さえつつ生きていると感じる。  誰も自分以外の他人のことを決めることはできない。そんな権利はない。パーソナルスペースというのは身体的なものと精神的なものとがある(他にもあるかもしれないが)。人のことを勝手に推測してとやかくいうのは、よくない。越権行為であり、卑しく失礼な行動だと思う。主観の滲んだ表現になってしまった。もう少し落ち着いて、冷静な表現をするとすると、その人への尊重がないということである。人の領域にずかずか入ってくる側の人の理由は、何なのかよくわからない。だけど何故か、そういう人は弱い人間をうまく嗅ぎ分けて見つけてくる。偶然見つけてるのか、手当たり次第試しているのか、検知できるのか。  私は、被害を受けた側であり、実は驚くことにそういうことを人にしてしまう側でもある。そういった人の他人に対する侵略について、強い嫌悪感を示すパートナーに出会ったおかげで、少しずつ自分の行動を見直すことができてきたと思うが、完全にそういうことをしない人間になれるわけではないと思う。そういうパートナーもそういうところが全くないわけでもない。  人はそんなもんだということなのだろう。だけど、近い関係だと仕方ないこともあるのかもしれない。距離をまた取り直せばいい。だけど、それ以外の失礼...

'ある光'で始まる'Spellbound'な'Voyager'の'岬めぐり'、'TUNE UP'して'ローラースケート・パーク'で見た'天使たちのシーン'

 まとまらないけど、書きたいとずっと思っていたことを、まとまってから書こうと思っていたけど、おそらく絶対まとまる日が来ないので、もう書いてしまえと書いてみることにした。まとまらなさは、タイトルを見てもらえれば一目瞭然であろう。(2023年3月12日) ********  今日久々にまた「犬キャラ」を聴こうという気分になった。すっきりしない天気が続いた後の貴重な雨じゃない日の土曜の朝という複数の条件が揃ったせいだと思う。それでふと気づいた。前からなんでかなと思っていた。私が誰かの創作物(音楽でもmovieでも写真でも文章でも建築物でも絵画でも)を見たときに、"うっ"となってそれ以上見ないようにしてしまうこと。拒否反応のようなものを示すこと、なんでかと思っていた。私はどうやらアウトプット側(できてるかはさておき、どちらかというとアウトプットしたい、という意味で。)の人間のようで、誰かの創作物を見たときに、自分の創作欲が刺激されるが、それを表現するために十分な状態じゃないと思うからなんだと思った。そんなこと、誰も期待していないのに。十分でないものはない、それで良いのに。でもアウトプットするには、当然インプットがなされていなければならない。と思う。(2023年6月10日) ********  私は「 LIFE」 が発売された当時から『ぼくらが旅に出る理由』がお気に入りだった。そういえば、父のDVや母の過保護など、それなりにしんどい子ども時代を過ごしたと自分では思っているが、そんな中でも車で毎年、どこかに旅行に連れて行ってくれたなあと思い出す時は車中の楽しかったことなどが蘇ることがある。楽しかった、と言っても乗り物酔いしやすい私が母の膝の上で(今なら考えられない危ない状態と思われる。)イカフライのお菓子を食べてしまって、ひどく嘔吐し、カセットデッキを壊してしまったこととか、後部座席で姉と座っていても高速道路ではこれでもかとスピードを出す父の運転が怖すぎて、どうせ死ぬなら寝ている間に気づかないうちにしてほしい、と寝て(気を失って?)いたこととか...。  そんな中聴いていた音楽だからか、記憶に残っている音楽がある。  2023年の2月に、初めて「犬は吠えるがキャラバンは進む」を聴いた。『天使たちのシーン』はその、高田みづえの『岬めぐり』を私に思い出させた。 ...