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3月, 2025の投稿を表示しています

想像を超えて 心は理解しがたいもの

 (タイトル引用『口がすべって』by Mr.Children)  3月は、何も覚えていない。・・・それくらい身体的に精神的にしんどい1ヶ月弱だった。ふと気づけば、新しい生活に向けて出発する日が間近に迫っている。  2月末に職場を辞めて、残っている有給休暇を使って最後の一週間は引越しの準備と引越し、3月は4月から始まる新しい生活の準備をしながら、実家で親の色々を手伝ったりして、家族と友人のために時間を使おうと予定していたのに、うまく事が進んだのは3月3日辺りまで。その頃から声が出なくなって、原因不明の咳と鼻水と・・・数週間経ってようやく症状が治ってきた。はじめに診てもらった総合病院では検査はしてもらえず、一週間経ってやっと検査はしてもらえたが、症状が出て一週間も経ったら、どんなウイルスや細菌も検出限界以下になってしまうんじゃないか・・・とか思いながらも、コロナ陰性、と言われるとやはり嬉しかったりもしたのである(症状がしっかり出てるので検査結果が何か助けになった訳でもなんでもなかったが)。  そんな感じで3月は大半を無駄に過ごしてしまった。  親の仕事のことで、色々手続きなどをやらなければならない事がある。詳細はプロに任せることにはなったが、プロに任せるのにも、こちらが何をしたいかを明確にして伝える必要があるので、そういったことは家族の誰も得意ではなくて、社会経験のある私が何となく指揮をとるという感じになってしまっている。  何が難しいかといえば、親と事務的に話すことである。そういえば、私は親と普通に話すのが苦手である。基本的に感情的に受け答えをしてしまっていると思う。また、親も社会経験がないからか(なくてもできる人はいると思うが、多くの人が社会に出て人との話し方を学んだり、打合せの場では順序立てて話す必要があることを徐々に学んでいくなどというようなことを一切体験していないだろうという意味)、話が何度も振り出しに戻ってしまったり、前提条件が話している間にどんどん変わって行ったりすることがあって、その度、感情的になってしまったりした。  実はまだ全て解決している訳じゃないので、このまま別の場所に行くのはだいぶ不安ではあるが、私も私の生活があるのでそんなことは言っていられない。前に進むしかない。 ********  そんなこんなで3月は感傷的になることが多かった。思...

無限の海は広く深く でもそれほどの怖さはない

  前回の投稿からしばらく経っていることはわかっていたけど、最後の投稿は7月だったのか・・・。あれから色々あった。7月にはすでに2024年度中に退職して別のところに行くだろうことはほぼ決定していたとは思うけど、こなすべきことが多すぎて、本当に退職を含め、それ以降のことが起こるのかどうか全く確信できるわけはなかった。  具体的に言えば、新しい職(というか給料制PhDなので、実際の身分は学生)のオファーはもらっていたけれど、上限のサポート(給与など)をもらうには向こうの提示する条件を満たす必要があった。それはたった一つのことなのだけど、私にとっては、今振り返ってみても、大変な条件だった。それはIELTSという英検とかTOICとかTOEFLとかと似たような英語の試験で必要なスコアを取ることだった。  私は英語を話せないわけではないけど、日常会話でも詰まることがあるし、専門用語なんてほとんど知らないし、ましてやビジネス英会話のできるレベルでもない。私の世代(40〜50代)で日本で日本語の教育を受けてきた人とほとんど同じと思うけど、読み書きはある程度できる自負があるが、リスニング、スピーキングとなった途端、自信をなくすし、実際ほとんどできない。  結局、計4回受けたと思う。読み書きで必要最低限を大幅に超えるスコアが取れても、リスニングとスピーキングで必要最低限を取れない、あるいは平均スコア(これも必須条件)が足りないということが続いた。スコア提出の期限もあったので、もうこれで最後だなと思ったテストでようやくギリギリのスコアが取れた。あとで気づいたが、私は締切はこのテストの半月後くらいと思っていたのが勘違いで、実際はテストの翌々日が締切だったので、気づいた時はびっくりしたけど、それくらいの思いだったのだから、スコアが取れていなくてもそれはそれで諦めはついていたとは思う。  ようやく、無条件オファーというのがもらえて、予定はほぼ確定となった。ほぼ、と書いたのは、まだ他にやるべきこと(学生VISAの申請など)があるはずなのはわかっていたからだ。2024年年末にIELTSスコアが取れて、VISAの申請・取得、所属していた会社へ退職の意志を伝え、ようやく2月末に退職することができた。  ********  そうそう、10月には父が癌を患っていることが明らかになって、その衝撃はも...