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3月, 2023の投稿を表示しています

What I Learn from J

  突然だが、私にはモラハラ、ミゾジニー、ルッキズムという要素があることを自覚している。言い訳だが、私は昭和後期生まれであり、父のDVで辛い少女時代を過ごしたし、祖母が人の容姿を勝手に判断するのが日常茶飯事という三拍子(?)揃った環境で育った。私も大人になったのと、幸い、命に関わるような重大な事件を起こしたり巻き込まれたりすることなくここまで来たので、今、父や、祖母や、その他、私をモラハラ、ミソジニー、ルッキズムという三重苦に仕立て上げた「環境」に対して恨んだりするような気持ちは全くない。  ただ、そんな私なので、自己肯定感は低く、プライドは高く、結果、人とコミュニケーションを取るのがとても下手だ。なんだったら、人自体あまり好きじゃない、好きじゃないというわけじゃないとは思うが、コミュニケーションの取り方を学べなかった、学んでこなかったため、おそらく「人と人」という関係を築いたという体験がほとんどなく、今日まで来てしまったというところだろう。  J氏に出会って、10年近くなる。今振り返ってみれば、これまで色々あったが、はっきり言えることはJ氏のおかげで親との関係は改善したところもあるし、今日この話を書こうと思った程度には、私は人との出会いを大切にしているということに気づいた。 ********  先週か先々週か忘れたが、J氏が「友達が家族で日本に旅行に来る」と言った。私は、いつものように「ふ〜ん」と言ったと思う。その後もなんかごちゃごちゃ説明していたが、私はぜんぜん聞いてなかった。一昨日の土曜日、J氏が「友達が1人で会いに来るなら1人で行こうと思っていたけど、家族で来るみたいだから一緒にランチ行きましょう」と言ってきた。内心めんどくさいな〜と思いながら、行かない理由もないので行った。池袋に行くことになった。なぜか海外からの旅行者にとっても人気の高いTeamLabのイベントを、例外に漏れず、その家族も見に行っているようで、J氏が豊洲から1本で来られて、新宿や渋谷よりはテーブルを取りやすいという理由で選んだとのことだった。私が着くよりも先に、J氏はルミネのレストラン街に7人座れるテーブルを確保していた。 ********  無事家族が着いて、お昼ご飯を一緒に食べた。私はほとんど会話に入らずに(入れずに)聞いているだけだったが、どうやらその友達とは高校の時に出会っ...

もう間違いが無いことや もう隙を見せないやりとりには 嫌気が さし ち ま った

 2月中旬に、disk union吉祥寺店でオザケンのファースト『犬は吠えるがキャラバンは進む』 を30年(!?)ぶりにして、“は じ め て”手に取った日から、聴けば聴くほど細胞に染み込んでいくような、そんな感じがしています。本当は、1曲ずつ感想というか思いを綴りたいのですが、もうちょっとまだまとまらないので。 オザケンご本人による『犬は吠えるがキャラバンは進む』に言及したtweet  でも、6曲目の「カウボーイ疾走」を聴いていて、いつもこの部分(今日のブログのタイトル)が耳に入ってくるので、今日こそは、特にこの部分についてだけでも何か書いてみようと思った。  普段、曲を聴いていても積極的に歌詞を辿ったりしない(聴き初めは)。ある程度聴いて、この曲ほんとに好きだなーとなった時に、何唄ってはるんやろ、と思ってしっかり確認する。が、この曲のここの部分は、早い段階で耳にぱちーんと入ってきて、毎回しっかりsing alongするほどになってしまった。  いつも、小山田(敬称無しかい)が頭をよぎる。rockin' on JAPANで「上昇志向の人はやだ」みたいなこと話してた小山田(敬称つけてよ)やcorneliusとしてのファースト『THE FIRST QUESTION AWARD』での斜に構えた感じの歌詞を書いた小山田(敬称...)や昔のいじめのことが改めて問題視された時にうまい身の振り方がわからなかった小山田(敬称略)など...。 ********  2人がソロになった辺り、私はただの中学生だったので、それはもう2人の一挙手一投足は、私の世界の全て、くらい、私の世界は狭かった。2人やその2人を取り巻く人たちの情報はなんでも知りたいくらいに思っていた。その頃インターネットなんて日常じゃなかったので、情報を集めるのには限界があって、メインの情報源が rockin' on JAPANだったもので、私は2人の間に何かあったに違いないと憶測に憶測を深めてしまっていた。どうやら、その頃のよくない(と今はわかる)癖が残っているようだ。  (20年前も、去年も、結局私はメディアや人々の作る何か...ゴシップのようなものに踊らされていたのだと思う。) ********  オザケンよ、若くしてよくこのような歌詞を書いたなあ。しみじみ思う。  最近、昔ほど人に出会うのが怖くな...

ハッピーエンディング

  突然だが、今日、97年の6月に発売されたPizzicato Fiveの「ハッピー・エンド・オブ・ザ・ワールド」のアルバムを聴いてみようと思い立って、聴いてみた。 タワーレコードのPizzicato Five/ハッピー・エンド・オブ・ザ・ワールド のページ  このとき、私は高校3年だったらしいが、94年の「Overdose」、95年の「Romantique 96」がとっても好きだったので、も ちろん待望のニューアルバムだったしすぐに買って聴いたけど、私はPizzicato Fiveのmelodiousでjazzyなところが好きだったので、どちらかいうとドラムが多用されてエレクトリカルパレード的になりつつあったところとかHip Hop的な要素を多く取り入れた(あまり音楽について詳しくないので、間違っているかもしれません。)この作品は、サンプリングが繰り返し出るのとか、どちらかいうとちょっとうるさいな、という感じでそこまで好きになれなかった。  その結果、私のPizzicato Five熱は3年くらいで落ち着いてしまうことになるのだが...。  そんなことはどうでもよく、約26年ぶりに聴いてみて、思っていたほどうるさくなく楽しめてしまった。きっとあれからHip Hopとか聴くようになり、繰り返されるサンプリングをむしろ楽しく思うようになったり、懐かしさとかも相まってなのかもしれないけれど。  だから元々、このアルバムの最後から2つ目の曲、『私の人生、人生の夏』はメロディが綺麗で、まあまあ好きだった。でも実はKahimi Karieのヴァージョンの方が当時は好きだった。Kahimi Karieの唄い方を全然好きになれなかったけど、この曲は彼女の方が合っている気がしていた。それもそのはず、野宮さんはおそらくハッピーに唄うように、と小西さんに言われ...たかどうかはわからないけど、きっとそういうことなんじゃないかなと思っている。悲しいけど、ハッピーな曲調とか、そういうのを小西さんが当時、かそのあとか、どこかで話していたような気がする。全部適当な記憶だけど。その野宮さんのハッピーさ(と野宮さんの都会的な、あの、なんともいえない素敵な声)がこの曲には合っていない気がしていた。今思えば、このハッピーさがどうしようもなく悲しい感じがするのだけど。  またその当時、Kahim...

日記: 初めてのスギ花粉症(2023.03.12)

  私はこれまで春の花粉症には無縁だった。毎年、苦しんでいる人たちを横目に、アレルギーなくてよかった〜と思っていた物だった。しかし、今年。多摩地区に引っ越しして初めての初春(本格的に住み始めたのは4月)。2月中に同居人が咳き込んで鼻をずるずるさせ始めた。あー今年も来たのね、と呑気に思っていたら、3月に入り、私の目がうるうるし始めた。涙が止まらない。同僚によると、今年は花粉の量が3倍くらいで、新たに花粉症を発症する人もいるかもしれないので気をつけてとニュースで言っていた、とのことだ。ああ、ついに私にも来たのか、と思った。元々イネ科の花粉症も持っているし、そばアレルギーもあるので、驚くことではなかった。  それにしても、この1週間、本当に辛くて、今後のために書き記しておこうと思った。  まず、私は夜中がひどかった。寝始めて数時間経った午前1時とか2時とかあたりに、鼻が詰まって起きる、という。頭を起こしたら、風邪のときに鼻が詰まって頭まで詰まってうまく働かないように感じることがあるが、それと同じ感じがして、風邪を引いた?と焦るような。起きて、ティッシュで鼻をかむのだが、まず、かみ切れない。全くすっきりしない。それどころか、鼻に刺激を与えるのか、くしゃみが出始める。落ち着いて、再度寝ようとすると、高速で鼻から鼻水が流れてくるのを感じて寝転んでいられなくて、飛び起きる、というのを何回か繰り返す。体も冷えてきて、そのおかげなのか、症状が少し落ち着いて、いつかは寝られる、という感じであった。  何か、何かできることはないのか、と考えた。もちろん、なるべく外から花粉を入れないように、窓は極力開けていないし、空気清浄機も使っているし、花粉が飛んだとしてもキャッチするように加湿器も使っている。床はアルコールワイプで拭き掃除、掃除機はかけない。ベッドの上はコロコロで花粉を取る。これ以上何ができるのか...?  と考えて、鼻洗浄を導入した。公式のWebサイトの動画のように、鼻からターっと水は出てこなくて、鼻から出てきてしまったけど、直後からすごくすっきりした感じがあった。少し時間が経って、鼻から流れてくるのもあって、汚れが流れ出したように感じた。その夜は、もちろん寝る前から鼻の詰まりはあったが、夜中に苦しくて起きるということはなくなった。 鼻洗浄  早く花粉シーズン終わらないかな....